韓国除籍謄本翻訳について

 

1.除籍謄本とは

韓国では、2008年1月1日より「戸籍制度」が廃止され、新たに「家族関係登録制度」が始まりました。

これにより自動的に、これまでの戸籍(簿)を基にして家族関係登録簿が作成されました。但し、戸籍上で「死亡により除籍になっている方」及び「国籍喪失により除籍された方」等の家族関係登録簿は作成されません。

 

では、韓国の除籍謄本にはどんな種類があるのでしょうか?

 

韓国の除籍謄本には大きく分けて3種類あります。

1.電算化後の除籍謄本(横書き)

2.電算化前の除籍謄本(横書き、一部手書き)

3.電算化前の除籍謄本(縦書き、手書き)

韓国戸籍を翻訳する場合、難易度は1<2<3の順に高くなります。とくに、3.の縦書き手書きの除籍謄本は本当に解読が大変です。何が書いてあるのか、角度を変えたり、推測したりしながら翻訳していきます。

 

2.除籍謄本取寄せについて

では、かかる韓国の除籍謄本を取寄せるには具体的にどのような情報が必要なのでしょうか?

除籍謄本を取り寄せるために最も必要なのは「本籍」と「戸主の姓名」です。これがわからないと、戸籍の特定は難しくなります。

3.除籍謄本の発給場所

家族関係登録簿の各種証明書及び除籍謄本は領事館にて発給してもらえます。韓国本国に請求しないと発給できないわけではありません。

特に東京・大阪・福岡の3箇所の領事館はオンラインの情報処理システムを利用して、家族関係登録簿の各種証明書及びオンラインで情報にアクセスできる除籍謄本に限り即日発行してくれます。

但し、帰化や韓国の遺産相続の場合は、どういった戸籍を集めないといけないのかということをよく知っていないと、請求もれが起こり、何度も韓国領事館に通う羽目になります。そのため、除籍謄本が必要な場合は、専門家に依頼したほうがいいでしょう。

 また、特に古い除籍謄本は、領事館からは情報が確認できず、本国に直接請求して取得することが必要になることがあります。この場合は、専門家に依頼したほうがいいと思われます。

4.韓国除籍謄本翻訳費用

Ⅰ電算化後の除籍謄本(横書き):3150円

Ⅱ電算化前の除籍謄本(横書き、一部手書き):4200円

Ⅲ電算化前の除籍謄本(縦書き、手書き):5250円

5.ご依頼の際の注意点

当事務所は最大限広告費等を押さえた上で韓国戸籍専門行政書士による翻訳者証明を「無料」でつけており、レベルの高い翻訳を行っております。

しかし、最近一部の業者のなかで翻訳の質の妥協・翻訳工程の手抜き・大学生アルバイト等経験のない安価な翻訳者の利用により無理な料金設定がされているのを目にします。

あくまで一般論としてですが、翻訳の質と料金の間には相関関係があります。翻訳者の立場からすれば、確かに、質を無視すれば、お客様の希望通りに料金はいくらでも安くできます。

しかし、いくら安くても要求される基準を満たさない翻訳は、 納品後の大幅な改訂・再度の翻訳のため 結局コストが高くつき 、貴重なお金や時間を無駄にしてしまいます 。 相見積もりの際には、これらの点にもご注意下さい。

基本関係証明書翻訳